このページでは、2023年度の種牡馬リーディング(サイアーランキング)を種別ごとにまとめています。
種牡馬のランキングは産駒たちが稼いだ賞金で順位が決まります。金額の単位は万円。
2023年 JRA種牡馬ランキング
中央競馬(JRA)の種牡馬のランキング。
2023年のリーディングサイアーはドゥラメンテでした。
勝ち星こそ2位のロードカナロアに差を付けられていますが、3冠牝馬リバティアイランドの活躍もあり首位に輝きました。2位ロードカナロアとの差は約2億円。昨年の有馬記念でスターズオンアースとタイトルホルダーが上位に食い込んだことで、わずかにドゥラメンテが凌いだかたちになりました。
初のリーディングサイアーとなったドゥラメンテですが、2021年にこの世を去ってしまっており、残された産駒に期待するしかなくなってしまっています。
2024年はキズナ産駒の活躍に期待です。仕上がりが早いだけでなく、重賞級の産駒も出ています。ディープインパクト後継として確固たる地位を築けるかどうか、2024年が重要な年になりそうです。
このランキングのトップ10に入っている種牡馬の内、外国産馬はハービンジャーのみ。日本の芝でしっかり結果を出してきた馬が、そのまま種牡馬としても能力を発揮していることが明らかになっています。
2023年 地方種牡馬ランキング
地方競馬(NAR)の種牡馬ランキング。
地方のチャンピオンサイアーはシニスターミニスターでした。
地方ではミックファイアの活躍が目立ちましたが、中央ダートでも産駒は活躍しており、ダート種牡馬としてその地位を固めつつある印象。
2位以下はエスポワールシチー、パイロ、ホッコータルマエと、いかにもという面々が並びます。注目は8位にランクインしているキズナ。地方ダートにおいても一定レベルの成績を残せているのは強さを感じます。
ダートがメインとなる地方競馬の種牡馬ランキングとあって、米国産の種牡馬がトップ10の半数を占めています。JRAのサイアーランキングとははっきり違う傾向が出ています。
2023年 JRA2歳種牡馬ランキング
JRAにおける2歳世代の種牡馬ランキング。2歳戦での活躍馬を出す種牡馬がよくわかります。
2歳の種牡馬リーディングはキズナでした。
2歳戦から活躍馬を出すことができるのは、一流種牡馬には必須の能力でしょう。既存の種牡馬と、新たに産駒がデビューする新種牡馬が同じ土俵で争えるのが、2歳の種牡馬ランキングになります。
勝ち馬頭数はキズナとエピファネイアが並んでいて、翌年のクラシックに数多く産駒を送り込んでくることが予想されます。
3位は新種牡馬のスワーヴリチャード。牝馬でホープフルSを制したレガレイラなどが活躍しました。
2歳リーディングで目立つのはダイワメジャーやドレフォンといった、スピードの勝った仕上がり早の種牡馬です。これらの産駒は距離が伸びたりダートに変わったりするとパフォーマンスを落とすことがあり、データ上、デビューして間もない時期の方が成績がいいという早熟さが見受けられます。
2023年 JRA新種牡馬ランキング
2023年に産駒がデビューした新種牡馬のランキングです。
1位はスワーヴリチャードでした。
レガレイラがホープフルSを制したこともありますが、2位以下を大きく引き離しました。スワーヴリチャード産駒は血統的に距離が延びて良さが出そうなだけに、この世代が3歳になっても楽しみは大きいでしょう。
早くも種牡馬としての格を上げてきて、数年後には大物が出てきそうな気配があります。
2位と3位に入ったブリックスアンドモルタル、ニューイヤーズデイの、米国産の2頭の産駒が3歳になってどこまで活躍してくるか、注目です。
その他、数は少ないながらも、ロジャーバローズ、シュヴァルグラン、アルアインといった芝のクラシックディスタンスで活躍した馬が名を連ねています。この辺りはスワーヴリチャードのように、数年後に評価を急上昇させるパターンもあるかもしれません。
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