先日、今年の夏競馬について興味深いニュースが流れました。
それはJRAが4月7日に発表した夏季競馬番組に関わるものです。
新潟競馬の猛暑対策
その内容は、猛暑の対策として、新潟(7月27日~8月4日)の発走時刻を、最終競走を繰り下げた上で気温が高い時間帯での競馬を休止するというもの。
メインレースが7Rに組まれるということで、かなり戸惑うことになりそうです。
2回新潟の発走時刻
以下は2回新潟開催のレース時刻です。
1R・9時35分
5R・11時35分
(15時10分まで休止)
6R(準メイン)・15時10分
7R(メイン)・15時45分
12R・18時25分
重賞などが組まれるメインレースが15時45分なので、メインだけを買う人やテレビ観戦の人はそんなに影響がないかもしれません。
ただ現地観戦の人にはかなり影響が出るんじゃないでしょうか。
朝の1レースが少し早くなるのはともかく、お昼に挟まる3時間以上の空白の時間に困ることになりそう。
お昼ご飯を食べたり他場の馬券を買ったりはできますが、それにしても長い。
またメインレースの後に組まれる5レースを見たい人にとっても、最終レースが18時半近くになるというのはつらいでしょう。
新潟競馬の体験から
新潟競馬には何度も足を運んだことがありますが、新潟駅から遠いんですよね。直通バスでも40分近くかかります。それを考えると、新潟競馬に遠征して最終レースを見て帰るというのがかなりハードスケジュールにはなりそうです。
ただ夏の新潟の暑さはかなりキツイので、馬のことを考えると致し方ない措置なのかなとも思います。
広々とした平地に競馬場があって、日差しを遮るものが無ければ風もそんなに吹かない。ひたすら太陽光に照らされて立っているのもつらいという経験をしたことが少なからずあります。
ほかの猛暑対策も
レース時刻の変更だけではなく、ほかの対策も発表されています。
全ての競走において馬の負担を軽減するため、装鞍所集合が発走時刻の50分前から40分前に短縮され、パドックの周回時間も短くなるそうです。
あの暑さの中を1時間近く引き馬するというのは、人も馬も危ないのは分かります。
もちろん観戦するファンも危ない。
そういった諸々を考慮して、今回の決定となったんでしょうね。
夏の新潟対策
夏の新潟競馬に遠征を予定している人には、以下の対策をオススメします。
1・指定席の確保などで空き時間対策
2・帰りのバスや新幹線の時刻確認、スケジューリング
3・当たり前に猛暑対策
新潟競馬場ではありませんが、他の競馬場で熱中症で倒れて運ばれていった人を見たことがあります。
くれぐれも楽しい遠征となるよう気をつけてください。
まとめ
今回の発表にある夏の新潟競馬の施策は、初めてのケースなのでいろいろ物議を醸すことでしょう。しかし夏の暑さというのはもはや避けようのないものですので、馬と人を守るために何らかの対策は必要になるでしょう。
今年の夏競馬でいろいろなデータや反響が集まるでしょうから、再来年以降の夏競馬のためになる、有意義な新潟開催になってもらいたいなと思います。
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